髪について

今までいろいろな髪型をしてきた。高校くらいまでは何のテーマもないシャバい髪型だったが、大学に入る前の春休みになぜか坊主&茶髪にした。完全に大学デビューみたいなもので今でも恥ずかしいしその後の人生を踏み外した第一歩だった気もする。そのあとはパンクバンドをやってたこともありモヒカンにしたり、キングブラザーズのマーヤさんに影響を受けて前髪ぱっつんにして眉毛を剃り落としたり、24.5の頃には初めてアフロにもした。本当はアフロではなくボブディランのようなふわっとしたカーリーヘアが良かったのだがさすがに美容室にボブディランの写真を持っていってこれにしてくれと言う勇気もなく、強めのパーマをかけてと言ったらロッドをめちゃくちゃ細くされて結果アフロになった。その後は少し緩めのパーマをかけ続け、30超えてから急に金髪にしてみたり、最近はツーブロックセンター分けもしくは6:4分けなどが多い。もうすぐ40も近いが未だに髪型の正解は見つかっていない。思い返せば高校の頃のシャバい髪型が一番自由で楽だった気がする。男が髪型を変えるのはモテたいという気持ちでしかない訳だが、それでモテた試しはないので、そう考えると金を浪費し続けているだけのような気もする。この悪あがきはハゲた時にようやく終わりを迎えるのだろうか、それともハゲたらハゲたでまた新しい悪あがきが始まるのだろうか。

靴について

靴はなるべく良いものを履きたいと考えている。良い靴を履いているときの安心感はすごい。逆に良くない靴を履いている時の不安もすごい。言語の通じない見知らぬ異国に放り出された不安さに似ている。自己肯定やアイデンティティを見出す余裕がなく翻弄されるがままの感じだ。良い靴は決して値段の高い安いではなく自分が気に入ってるかどうかだが、そこに値段の裏付けがあれば更にアイデンティティは強固なものになる。自分は革靴はクロケットジョーンズ、スニーカーはアレクサンダーマックイーンなどを気に入って履いているが、これを履いていればさすがに馬鹿にされないだろうという打算もある。思い返せば高校の頃は500円の鞋を履いていた。見た目は小さい頃の悟空が履いている底が薄いカンフー靴に似ていた。親が安いからと買ってきて俺も気に入って履いて登校していたのだが、しばらくして他のクラスの女子から「輩の鞋を履いている人」と言われているのを知ってショックを受けた。やはり安い靴は舐められるのだ。エアマックス全盛のあの頃に俺は将来絶対このカンフー靴が流行ると思っていたが20年経っても全く流行る気配はない。なので大人しく流行りの良い鞋を選べは間違いない。

肌について

俺と肌の関係は人間と戦争のように、切っても切り離せない関係で幼少期から今に至るまで悩みの種であり続けている。物心ついた時にはアトピーを罹っておりとにかく毎日が痒みとの戦いだった。いろいろな飲み薬、塗り薬を試しても効き目はなく最終的に小4くらいの時に母親が塩を塗るという荒業を俺の肌に試み、それで劇的に改善した。これは今まで味わったどんな痛みにも勝る文字通り地獄の体験だったがそれだけの価値はあったのだろう。ただ思春期に入ると今度はニキビに悩まされるようになった。ニキビ自体そこまで酷くはなかったが部活などで汗をかくようになると治っていたアトピーも再燃し始めた記憶がある。高校から大学にかけては生活リズムがどんどん崩れ始め、特にタバコを吸うようになってからは背中が燃えるように痒くなったり20歳過ぎてからはストレスや睡眠不足、栄養不足などが続くとアトピーが顔にも出るようになった。それまで顔にはあまり出ていなかったのが救いだったので、顔に出るのは心底参り初めて自分で皮膚科に通院するようになった。そこから10年以上経ち、ある程度アトピーは収まってきたものの、そもそも根本的な肌のケアをしてこなかったツケで、現在は毛穴開きや肌荒れ、大人ニキビに悩まされている。37になった今さら化粧水、美白液、保湿液などを活用してケアしているが長年のダメージは大きく鏡を見るたびにうんざりしてくる。元々肌が弱いのであまりやり過ぎると荒れるし、併せて老化も始まっているしで正解が分からず途方に暮れるばかりである。肌が綺麗な人生とは一体どんなものなのだろうか。俺には宇宙の端を想うくらいに想像できない。

睡眠について

睡眠をどうにかしたいと考えているがなかなか安定しない。毎日睡眠管理アプリを使っていて睡眠効率とか睡眠ポイントを高めようとしているが良くて80%とかでだいたいが5.60%くらいだ。たまに今日は寝れたやろ!という日があっても朝アプリを見ると60%とかになっていているとしょんぼりしてしまう。一体俺の眠りの何が悪いのか。本当にこのアプリは信用できるのかとも思うが、それ以上に自分の睡眠に満足してないのも確かなのでやはりアプリはしっかりと見ているのだろう。一番嫌なのは、最近歳のせいか朝早くに目覚めるようになってきたことだ。夜12時とかに寝ても6時とかに目が覚める。仕方ないから朝の準備したり、そのままベッドでうだうだしているがそのままシャッキリすればいいもののなぜか起きるべき8時くらいになると眠たくなる。こうなるともう呪われてるような気になる。これは長年の夜型生活の弊害だと思うが夜更かしはいつまで経っても好きなのでもう質の良い睡眠などは諦めた方がいいのかもしれない。